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今頃なんですけどね。
公開時えらく評判が悪かった作品なので・・見る前からどんなものかと思ってました。
冒頭・・出だしの部分まで見ていて「ん?そんなに悪くないじゃん」って思った私。
結構いけそうな雰囲気だったんですよね。
でも、研究所のシーンまででした。
研究所のえらくレトロっつうかアナログちっくな機器の数々を見せられて「あれれ!?」
そこからのシーンもまた長くて・・。
背景とか状況の説明無しに進んでいきますからね。意味が分からないままゾンビ誕生のシーンがダラダラと続いて・・。
キャシャ―ンはまだ出てこない。
「テツヤ」が生き返ってお母さんが連れ去られて・・・雪山の中お母さん背負われていて・・宮迫は研究所で出ていたけど後二人仲間が増えていて・・その一人が「あっ!カナメジュン」だったりして。
何で唐沢ボスは時々血を出してるんだ?とか、宮迫が雪の中に泣きながら埋めてるのは何?、雪山の中に何故ロボット工場が?
そんな「????????」が続く中、完全にこっちを置き去りにして物語は進んで。
えらく安っぽいゲームのCGみたいなロボット軍団がひとしきり暴れまわった後にやっとキャシャ―ン登場と・・。
ここのシーンだけは面白かった。昔のアニメのキャシャ―ンのまんま。
素手でロボット叩き割って蹴り倒して・・腕持って振回して・・。「わーい、わーい」
後はヘルメットさえ被っていれば・・あのコスチュームももっとピタッとしててピカピカだったらよかったんですけどねえ。

・・・と、ここまで見れば十分な映画でした。
後の戦闘シーンは刀持っちゃうし、主役以外の場面が多過ぎるし・・何か背景の設定とか色々あるみたいだけど最後になるまで何の説明も無いから・・最後になっていっぱい出てくるだけど、その時点で説明されてもなあ・・「ああ、そうなの。へー」って感じで。
だってね、舞台となっているのがどんな国でどんな歴史を持っていて・・どこと戦争しているのかが途中全然説明無いんですもん。
最後になって「オリジナル・ヒューマン」とか言われてもなあ。

とにかく皆死んじゃって・・最後は「イデの発動」となって・・めでたしめでたし・・宇多田ヒカルの唄となるわけなんですね。
映像は綺麗なんだけど全然頭に残らない映画。
これを劇場で最後まで見た人は尊敬に値すると思う。だって途中目が疲れて2回休憩入れましたもん、私。
あの独特の色を落としてコントラスト強めた画像は・・二時間も見れないよなあ。チカチカしてくる。

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